スナックおはるのざれごと

はるママが日々閃いたあれこれをざれごとチックに語ります。

真摯にゼリービーンズ《セフレと自己愛のお話》

こんにちは。

最近マッチングアプリをはじめた、はるらっしゅです。

 

一昔前までは【出会い系】と嫌厭されていたマッチングアプリですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一気にメジャーになりましたね。

今やその種類は150種類を超えるそうです。

ええ、私も出会いを欲しておりますので、もちろん使っています。

jsbs2012.jp

 

 

私が使っているマッチングアプリのご紹介

私はマッチングアプリを2つ併用していますが、先に申し上げます。

私は、業者でも回し者でもありません。ご安心ください。

 

1,バチェラーデート

一つは男性会員が月最高30,000円を支払って登録している【バチェラーデート】というマッチングアプリです。

もちろんその分、女性への審査基準が高く設定されているため、誰でもできるものではないですが、毎回会う人が高年収イケメンという夢のようなアプリです。

え?お前良く受かったなって?てやんでえ、あったりめーよ!自分史上最強に可愛い写真を審査に出したからな!(めっちゃ大変だった。)

www.bachelorapp.net

bromo.co.jp

 

2,Tinder

もう一つは男女ともに無料でできる【Tinder】というマッチングアプリです。

理由は2つ。1つ目は友達がやっていたから。2つ目は、男性が無料でできるマッチングアプリというのは大変貴重で、その分登録者数が増えます。つまり、質関係無しに、一番多くの人と出会えるアプリだということです。

正直こちらは彼氏を作るのではなく、暇つぶし感覚で登録しました。

tinder.com

そして、今回のネタはこのTinderから、ちょっとエッチなお話、、と思いきや、哲学チックなお話です。

 

真摯にゼリービーン

Tinderを始めて一番最初にマッチングしたHさんと会う当日、彼はヤリモクだと分かっていました。見分けるコツは簡単、変にイケメン過ぎることと、とにかく早く会おうとすること。

 

もともと私はセフレは求めてはいませんでした。そして、その日はドライブをしようと言われただけでした。当日特に予定もなく暇でしたし、断わる理由もなかったので会うことを承諾して、私の最寄り駅まで車で迎えに来てもらうことになりました。

 

お互い大人です。そうなったらちょっと面白いかも程度にしか思っていませんでした。

そう、私はラスベガスに旅行した際、カジノのポーカーで10万円を一度に賭けて現場をどよめかせた女。元来、こわくてスリルのある賭け事が大好きなのです。

※絶対真似しないでください。下手したら死にます。

 

お化け屋敷に入る時のような高揚感の中で待ち合わせ場所に向かうと、一台のSUVから長身のイケメンが降りてきて私に会釈をしました。

これがもう本当にイケメンで、どこぞのKPOPアイドルかなという出で立ち。こう、アニメとか漫画で言うところのお花がパーって感じのオーラ。思わず「はっ」と乾いた笑いが出ました。

 

車に乗り込み、ドライブをしながら色々な話をしました。さすが色々な女性を手籠めにしているイケメン。話し方やしぐさに余裕があり、それがまた紳士的でかっこいいのです。

しかも、車を出してもらったお礼にコンビニで飲み物を買おうとすると「カフェインが得意じゃなくて・・」と差し出されたのは、まさかのゼリービーンズ。

 

その後も彼はニコニコとゼリービーンズを食べながら、私に色々なセフレ話を聞かせてくれました。私は終始笑って「すごいね、私はできないなぁ(笑)」といったようなことを話していたと思います。そして、それを聞いた彼は私にこう言いました。「君もっと楽しめば良いのに、なんか諦めている感じがする」。この言葉が引っ掛かりました。諦めている?

 

彼に抱いてもらえれば、彼のようになれるのか。

彼のようになれたら、私はどう変わるのだろうか。

今以上に、人生を楽しく感じるようになるのか。

私は本当に諦めているのか、諦めているとしたら、一体何を?

周りがすっかり暗い帰り道、フロントドアガラスに映る少し虚ろな目をした私を見つめながら、そんなことを考えていました。

結局、真摯に何度か「ダメ?」と聞かれて私が「ダメ」と答えたので、その日Hさんは私に触れることなく、家の近くまで無事送り届けてくれました。

 

恋愛依存と自己愛

私が彼と寝なかった理由は2つ。

1つ目は、単純にHさんが私の元カレと同じ甘いにおいを纏っていたから。それが香水なのか体臭なのかは分かりませんが、とにかく全てが同じにおいで、寝たら過去の記憶も相まって依存してしまいそうだったから。

2つ目は、私の独占欲が性欲を勝ったから。私は元来、凄まじく強欲です。彼氏には私だけを見ていてほしいし、セフレには私以外にセフレを作らないでほしいのです。理由は簡単、私が嫉妬するから。Hさんにはすでに何人もセフレがいたので、私はそこに加わりたくなかった。私だけのものにならぬなら、彼は要らない。そう思ったのです。

 

私は失恋女王です。恋愛経験は多い方ですし、あまり良い話ではないですが、それに比例して経験人数も多いと思います。

特に学生時代は性にかなり奔放で、目が覚めると見知らぬ天上という、ドラマのような状況にも何度か遭遇したことがあります。

 

社会人になってからも暫くはお盛んでしたが、過去最大級の失恋をした27歳の春に一気に性欲が落ち着きました。

それまで恋愛依存症気味だった私は、一人で過ごす時間というものを知りませんでした。はじめは寂しくてどう過ごしてよいか分からなかった一人の時間は、今では絶対になくてはならない時間に変わりました。

そして、その時間が自己愛を育む大きな役割を果たしました。

恋愛に依存していた頃は、相手が指標でした。彼に愛されない私は無価値でしたし、彼に愛されるために私は綺麗でい続けなければなりませんでした。

 

しかし今は違います。私は私が好きですし、素のままでそれなりに綺麗だと思います。

私は私が大切だから、私が喜ぶことは何でもしてあげたいと思う。そうすると、自然と用事が増えて忙しくなる。人に依存している時間が無くなる。そうして、今の自立した私が確立され、そんな自分を普遍的に愛することが出来るようになったと思っています。

 

私は以前、私を愛するために誰かと恋愛をして、私を認めてほしくてセックスをしていました。でも今はそんなことをしなくても、私は私を認め愛することが出来ます。

 

私は諦めたのではない。自分を愛することに他人を利用する必要がなくなった、それだけだ。

Hさんに会えたことで、そう気づくことができました。

 

世の中には性欲を満たす方法がたくさんあります。セフレを作ることに否定的な意見もありますが、私はセフレだろうが何だろうが、それをしている自分を自分が愛せるなら、外野がとにかく言うのは野暮だと思います。自己肯定を維持する方法は、人によって千差万別なのです。

だから、Hさんも私も、それぞれが望む形で幸せになれれば良いと思う、今日この頃です。

 

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